保育士の職場について知ろう

むずかしくも楽しい保育

保育のむずかしさとおもしろさ、楽しさの一例として、食事のことを挙げてみますね。

 

手づかみで食べている子どもには、スプーンを使って食べることを教えます。
それには、その子どもの年齢や発達の状態、性格、家庭での状況などに配慮しながら進めていくことが大事なのです。
そして、いつ、どのようなときに、どの保育士がどのようにして働きかければ、その子どもが自分から進んでスプーンを使い始めるかという細かな心配りが保育士に必要なのです。
つまり、スプーンで食べられるようになりには、スプーンで食べる習慣を身に付けるという養護の働きかけと、スプーンを使う能力を引き出す教育的な働きかけの2つが必要ということです。
手づかみで食べるよりもスプーンで食べるほうが、ずっと食べやすいし、スプーンを操作するのっておもしろいということを子どもに理解させるように、子どもの関心や興味を引き出しながら、子ども自身が進んでスプーンで食べようとする意欲を育てることが非常に大切なのです。

 

例えば、重度心身障害児といわれる子どもたちは、体を動かすことすら思い通りにできない状態です。
保育士の合図に応じで口を開けることができるようになるには、子どもと保育士のたゆまぬ努力が必要です。
それぞれの子どもの発達課題に沿って自立に向けた支え手になるのが保育士なのですね。