保育士の職場について知ろう

家族や地域と連携するのも保育士の仕事

子どもを健全に育てていくには、子どもの周りにいる家族や地域の連携がとても大事ですよね。
最近では、取り巻く環境が大きく変わり、子育ての負担が重くなっていそうです。
以前は、家族や親せき、隣近所が深く関わっていて、子育ての方法を教えてくれたり、忙しいときは、子どもを預かってくれたりして、周りの大人が母親をサポートしていました。
でも今では、親せきや地域のつながりが少なくなって、親が孤立しているケースが大変に多いそうです。
家庭内においても、父親の子育てへの協力は少なく、母親だけに子育ての負担がかかっているのが現状です。
保護者である親自身も、兄弟姉妹が少なく、子育ての経験がないまま出産しますので、子育ての知識や育児の知識が不足しています。
幼い頃からの実体験が少ないまま出産するわけですから、特に最初の赤ちゃんを育てるときは戸惑うことも多いでしょう。
保育所としては、子どもの様子を伝えるのはもちろんですが、家庭の様子も聞き取って、子育てのサポートをしていきます。
家族の病気や経済問題、また夫婦間の問題などが生じて、家庭内が不安定になったときは、親の話を聞きながら、必要に応じては、地域の病院や福祉事務所も紹介することも、保育所の大事な仕事になります。

 

法的な話になりますが、平成9年の児童福祉法の改正によって、保育所は地域の保育や子育てに関する情報提供や、子育てをしている家庭の相談を行うことが法的に定められました。
これによって、保育所は、保育に欠ける子どもを預かる児童福祉施設から、地域に開かれた保育所へと変わっていくようになりました。
それは、とても大きな一歩です。